こどもたちの「自立」「自律」を育むために
つむぎの療育には3つの柱があります。

モンテッソーリ教育における「遊び」は、自主性創造性尊重し、学ぶ活動です。子どもが主体的に取り組む中で、感覚やスキル、知識を育むことを目的としています。

①子どもが知りたいことや、やりたいことを自分で選ぶ。
 →自主性と責任感
②子どもが一人でできるように援助者がやり方を教える。
 →問題解決能力・社会性と協調性
③子どもがやり遂げ、達成感を感じることができる。
 →集中力と忍耐力
達成感が自信につながり、次も挑戦したいと思う。
 →自己調整力

モンテッソーリの遊び

一般的に「自立」とは、他者に依存せず自分自身で考え、判断し、行動する能力や状態のことを言います。
つむぎでめざす「自立」は、「一人で立つ力」ではなく、個人の特性や状況に応じて、自分らしく生活することを目標にしています。 他者に「依存する」のではなく、自分でできることを広げながら必要なサポートを活用することでの、「自立」を目指します。

特に「余暇を一人で過ごす力」という観点での自立は、自分の時間を主体的に管理し、楽しむ力と言えます。自分で判断し、自分で選択し、自分で時間を有意義に過ごす。人生を豊かに暮らしていくための力をつけてもらいたいと考えています。

デジタル技術が進み、スマートフォンゲーム機を使って気軽に「遊ぶ」ことができるようになりました。学校でも授業にタブレットが導入されるなど、デジタル機器が当たり前にある環境です。
デジタル機器は便利な一方で、災害時など電源や電波の確保が難しかった時に、デジタルツールは使えなくなってしまいます。

つむぎでは、こどもたちには、アナログな遊びを習得してほしいと思っています。例えば、トランプや折り紙、言葉遊びなどは電気がなくても楽しめるだけでなく、遊びの中で創造力や協調性を育むことができます。デジタル機器を使いこなす力は、ご家庭や学校におまかせし、つむぎでは、アナログな遊びの価値を伝え、子どもたちの豊かな想像力人とのつながりを大切にしたいと思っています。

ソーシャルスキルとは、対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能です。他者とコミュニケーションを取り、適切な人間関係を築くために、対人関係の中での自己表現や問題解決、感情のコントロールなどの力を育てます。

手順の提示、絵カードや写真などを用いて説明し、様々なレクレーションを通して、小さな成功体験を積み重ね、 実践的な習得を目指します。

ソーシャルスキルトレーニング

「覚える」「数える」「写す」「見つける」「想像する」という力を伸ばし、『記憶、言語理解、注意、知覚、 推論・判断』といった認知機能の5つの要素を育てていく個別プログラムです。

宿題や学習の進捗など、学校と連携した学習支援もしています。「できた!」と、学習で達成感を得られるように、スモールステップで支援しています。

認知トレーニング

また、必要に応じてビジョントレーニングも取り入れています。
・黒板を写すのが遅い
・文章内の同じ行を何度も読んでしまう
・漢字がなかなか覚えられない
・算数の図形の問題が苦手
・運動が不器用
ものを目で捉える力や目で見たものを脳で処理し、 体を使って動かす機能を高めるトレーニングです。

支援プログラム(公表)

支援プログラム公表用