滋賀県彦根市で3児の子育て真最中です。

長男は、閉症スペクトラム症とADHDの診断を受けており、発達障がいの子を持つ母として、息子の困った感を少しでも軽減できるように、息子と共に、日々試行錯誤しています。

また、行政書士として、こども達に法律を伝える活動や、知的障がいをお持ちの方に成年後見等のサポートをさせていただいております。

小学校での読み聞かせボランティアは、2020年に9年目を迎えました。

たくさんの子どもたちとの関わる中で、心の底から感じることは、
「みんなちがって、みんないい」ということです。
そして、みんなが地域で支え合って暮らしていける社会になってほしいという願いです。

全国の公立小中学校で「通常学級」に通う児童生徒の中で、”発達障害の可能性のある”とされた児童生徒の割合は6.5%とされています。実際に「支援学級」「支援学校」の児童を含めると10%を超えると言われています。(2012年文部科学省調査より)

発達障がい児の療育は、就学前から児童発達支援の分野で開始することができます。
しかしながら、その存在を知らなかったり、就学後に学校で問題行動を起こしてしまい、初めてその特性を指摘されたり、途方に暮れている保護者の方も少なからず存在します。
(実際、私の息子は小学3年生の時に学校で問題行動を多発し、特性を指摘され、発達障がいであることを知りました。それまでは、親から見ると、ちょっと変わった面白い子だなと思っている程度で、大きく困ることがなかったのです。)

発達障がいの児童を育てていく中で、子どもとの関わり方の難しさから、保護者の方の中にはご自身を責めてしまったり、お子さんの特性を強制的に治そうとしたりして、親子の意思疎通が難しくなってしまっているケースも多々あります。

息子の子育てを通して、幼少期より適切な療育を受けることの重要さを痛感しています。
また、成年後見人としての活動の中でも、幼少期から青年期に至るまで、一貫した専門的な支援を受けることで、その後の人生の過ごし方が変わってくる可能性があると感じます。

また、弊所の児童発達支援は、親子分離型でお子様をお預かりして療育させていただくシステムにしております。子育ての最終的な目標は、こどもの自立にあると思っています。それは、自分ひとりで立つことではなく、周りの人の助けを借りながら、その子らしく生きることだと思います。そのための第一歩として、幼少期から保護者の方が安心して頼れる場所。そして、保護者の方にも、自分の時間を大切にしていただくためのお手伝いもできたら、幸甚です。

つむぎでは、すべての指導員に療育現場での経験があり、言語聴覚士・教員・幼稚園教諭・保育士と、それぞれの専門分野でも頑張ってきたスタッフたちなので、毎日専門的な療育を提供できると自負しております。

「その子がその子らしく幸せに生きていける」事を最大の目標に、子どもが安心して健やかに成長できる、保護者にとっては頼れる身近な専門家として気軽に相談ができる、そんな地域に根ざした活動に、スタッフ一丸となり、尽力していく所存です。

合同会社つむぎ 代表社員 小林 美晴