お友だちと一緒に遊ぶのは、
とても楽しいです。

「一緒に遊ぼう」
「ぼくも入れて」
遊びがどんどん展開していきます。

でも、
ひとりひとり違うから。

自分の思っていたように
進まないこともたくさんあります。


「やめて~」
「ねぇ、ちょっと待って!」
「先生!やめてって言ってるのに、やめてくれない!」
と伝えてくれました。


「先生!」
って、大人に助けを求めることができるのは、
それだけでも素晴らしいことです。


生きていく中で、
【自分でできる】ことも大切ですが、
【助けてください】と頼る力は、
もっと大切だと考えています。


「どうしたの?」
と事情を聴くと。

きれいに並べて、順番に走らせて遊びたい。
でも、みんな、好き勝手に遊んでしまって、
せっかく並べたのも倒されたりして、
思い通りにならなくて、困ってる。と。


自分の想いを、伝えることができたことも、花丸!

そこで、次のステップ!
「どうして、やめて欲しいのか、理由を話してみたらどうかな?」

ただ、「やめて」だけだと、
何をやめたらいいのか。
どうしてやめなきゃいけないのか。
伝わらないこともあります。

「○○したいから、ちょっとやめてくれる?」
「○○に協力してくれる?」
理由が伝わったら、分かってもらえるかもしれない。


「ぼくは、きれいに並べて順番に走らせたいんだ。」
『ぼくは、自由に遊びたい!』


自分の理由を伝えたことで、
相手の理由が知れる。

自分の想い(理由)があるのと一緒で、
相手にも思い(理由)がある。

例え、思い通りにならなかったとして、
自分の気持ちを発信することで、
相手の気持ちを知ることができる。


個々で遊んでいた時には、
出会えなかった経験値。


こういう経験を通しながら、
色んな葛藤を体験しながら、
成長していくのだなぁ~と、
感じる場面でした。